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尿失禁手術(ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法)

勝和会病院は、東京都足立区竹の塚に位置し、泌尿器科・腎臓内科・人工透析に特化した専門的な診療を行っています。急に我慢できないほどの尿意に襲われたり、トイレが間に合わず漏れてしまったりする症状は、生活の質を大きく低下させる悩みです。当院では、内服薬による治療で十分な効果が得られない患者さんに対して、ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法という先進的な尿失禁手術を実施しています。泌尿器科の専門知識を持つスタッフが、患者さん一人ひとりの症状に寄り添い、排尿トラブルの改善をサポートいたします。尿漏れや頻尿でお困りの方は、ぜひ私たちのクリニックへご相談ください。

尿失禁手術(ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法)の施術について

尿失禁手術(ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法)とは、一般的に「ボトックス注射」として知られる薬剤を、内視鏡を使って膀胱の筋肉に直接注入する治療法です。この治療は、主に過活動膀胱による切迫性尿失禁や、脊髄損傷などが原因で起こる神経因性膀胱の症状を和らげるために行われます。

どのような治療法なのか

この手術は、尿道から細い内視鏡を挿入し、膀胱の内側の壁に薬剤を数カ所に分けて注入するものです。注入された薬剤が、膀胱の過剰な収縮を抑えることで、急激な尿意や尿漏れを軽減します。メスを使わない内視鏡による処置であるため、体への負担が比較的少なく、日常生活への復帰がスムーズな点も特徴です。

治療の仕組み

膀胱の筋肉が勝手に縮んでしまうと、尿が十分に溜まっていない状態でも激しい尿意を感じ、漏れてしまうことがあります。ボツリヌス毒素には、神経から筋肉への信号伝達を一時的にブロックする働きがあります。これにより、膀胱が異常に収縮するのを防ぎ、尿を溜められる量を増やすことが可能になります。

排尿トラブルに関する詳細は「排尿障害」のページを参照してください。

期待できる効果とメリット

この治療を受けることで、多くの患者さんが「トイレの回数が減った」「急な尿意で慌てることがなくなった」といった変化を実感されています。内服薬では副作用(口の渇きや便秘など)が強くて続けられなかった方にとっても、一つの選択肢となります。具体的には以下のようなメリットが挙げられます。

  • 急激な尿意(尿意切迫感)の頻度が減り、トイレを気にせず外出できる可能性が高まります。
  • 内服薬を減らせる、あるいは飲まなくて済むようになる場合があります。
  • 夜間のトイレ回数が減ることで、睡眠の質の向上が期待できます。
  • 内視鏡下での処置のため、処置時間は15分から30分程度と短時間で終わります。

効果の持続期間について

ボツリヌス毒素の効果は一生続くわけではなく、個人差はありますが通常4ヶ月から9ヶ月程度持続します。効果が薄れてきたと感じた場合は、再度注入を行うことが可能です。継続的に治療を行うことで、安定した生活リズムを維持しやすくなります。

施術の流れ

当院では、患者さんに安心して手術を受けていただけるよう、事前の丁寧な検査と説明を徹底しています。術後のフォローアップまで一貫して泌尿器科の専門診療体制で行います。

1.事前の検査と診断

まずは、尿検査や超音波検査、残尿測定などを行い、現在の膀胱の状態を詳しく調べます。他の病気が隠れていないかを確認した上で、この治療が適しているかを判断します。内服薬での治療状況なども踏まえ、患者さんと相談しながら決定します。

2.手術当日

局所麻酔や静脈麻酔を行い、痛みに配慮した状態で処置を始めます。内視鏡を尿道から挿入し、膀胱壁の約20カ所から30カ所に薬剤を注入します。手術そのものは短時間で終了し、麻酔から覚めた後は、排尿の状態を確認してからお帰りいただけます。入院が必要な場合でも、短期間の滞在で済むことがほとんどです。

当院での手術環境については「当院で行っている手術」のページを参照してください。

3.術後の経過観察

処置から数日後から1週間程度で徐々に効果が現れ始めます。術後2週間ほどで一度診察を行い、排尿がスムーズにできているか、残尿が増えていないかなどをチェックします。違和感や困ったことがあれば、いつでもご相談いただける体制を整えています。

注意点やリスクについて

どのような医療行為にもリスクは存在します。この治療において事前に知っておいていただきたい注意点がいくつかあります。当院では、これらのリスクを最小限に抑えるための対策を講じています。

  • 尿閉(にょうへい):膀胱の筋肉がリラックスしすぎることで、尿を出しにくくなることがあります。この場合、一時的に自分で管を通す導尿が必要になる可能性があります。
  • 尿路感染症:内視鏡を挿入するため、膀胱炎などの感染症が起こることがあります。術後は抗生物質を服用していただくなどの対策をとります。
  • 血尿:注入した部位から一時的に出血が見られることがありますが、多くの場合は自然に収まります。

感染症が心配な方は「尿路感染症」のページも合わせてご確認ください。

尿失禁手術(ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法)についてのよくある質問

Q1.手術の際に痛みはありますか?

A1.局所麻酔などを使用するため、処置中の強い痛みは抑えられます。内視鏡が入る際に多少の違和感や、薬剤を注入する際にチクッとした感覚がある程度ですが、患者さんの状態に合わせて麻酔の方法を工夫いたします。

Q2.この治療は保険適用されますか?

A2.はい、従来の治療(内服薬など)で十分な効果が得られない過活動膀胱や、神経因性膀胱による尿失禁の場合、公的医療保険の対象となります。費用については、患者さんの保険の負担割合によって異なります。

Q3.一度受ければずっと治りますか?

A3.残念ながら効果は一時的です。個人差はありますが、半年から9ヶ月ほどで薬剤の効果が切れてきます。症状が再び現れた際には、前回の注入から半年以上の期間を空ければ、繰り返し受けることが可能です。

Q4.手術後すぐに仕事に戻れますか?

A4.基本的には当日の帰宅が可能で、翌日からは通常の生活や事務仕事などに戻れることが多いです。ただし、激しい運動や重いものを持つ作業については、数日間控えていただくようお願いする場合があります。

Q5.副作用が出るのが心配です?

A5.主なものとして尿の出しにくさや感染症がありますが、これらは一時的なものです。当院では術後のフォローアップを丁寧に行い、もしトラブルが起きた場合でも迅速に対応できる体制を整えています。

当院でおこなっている尿失禁手術(ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法)の診療について

勝和会病院の泌尿器科では、患者さんが抱える「誰にも言えない悩み」を解決するための診療に力を入れています。排尿に関するトラブルは、年齢のせいだと諦めてしまう方も多いですが、適切な治療によって劇的に生活が快適になることがあります。当院では、内視鏡(膀胱尿道)や超音波診断装置など、充実した検査設備を備え、精度の高い診断を心がけています。

泌尿器科の専門診療に強みを持つ当院では、内服薬の調整から今回ご紹介した手術療法まで、幅広い選択肢を提示いたします。竹ノ塚駅から徒歩13分の立地にあり、足立区周辺の地域にお住まいの皆様が通いやすい環境を整えています。透析治療を行っている患者さんの排尿管理についても、腎臓内科と連携して総合的にサポートできることが私たちの大きな特徴です。

泌尿器科の詳細については「泌尿器科」のページを参照してください。

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