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血液透析

腎臓は、私たちの体の中で24時間休まずに働き、血液をきれいに掃除してくれる大切な臓器です。しかし、病気や生活習慣の影響で腎臓の機能が著しく低下すると、本来体の外へ出すべき老廃物や余分な水分が蓄積し、健康を維持することが難しくなります。このような状態において、腎臓の働きを代わりに行う治療が「血液透析」です。

勝和会病院では、患者さんがこれからも自分らしい生活を送り続けられるよう、透析導入前の相談から日々の維持透析、そして合併症の管理まで、継続的なサポートを行っています。透析治療は長く付き合っていく必要があるものだからこそ、私たちは患者さんの心身の負担を少しでも軽減し、安心して治療を受けられる環境を整えることに力を注いでいます。

当院は、竹ノ塚駅から徒歩13分の場所に位置し、足立区周辺の地域にお住まいの皆さんの健康を支える透析病院としての役割を担っています。血液透析・オンラインHDF・I-HDFといった、現在広く用いられている治療選択肢をご提案し、一人ひとりの体調に合わせた丁寧な診療を心がけています。

血液透析の施術について

血液透析は、体内の血液を一度外に取り出し、人工腎臓と呼ばれるダイアライザー(透析器)を通して、老廃物や余分な水分を取り除いた後に、再び体に戻す治療法です。

血液透析の仕組み

ダイアライザーの中には、非常に細い中空糸と呼ばれるストロー状の膜が数万本詰まっています。この膜を介して血液と透析液を接触させることで、以下の調整を行います。

  • 老廃物の除去・・尿毒症の原因となる尿素窒素やクレアチニンなどの老廃物を血液から透析液側へ移動させます。
  • 電解質の調節・・カリウムやカルシウム、リンといった体内のミネラルバランスを整えます。
  • 水分の除去・・体に溜まった余分な水分を計画的に取り除き、血圧の安定や浮腫の解消を図ります。

治療の頻度と時間

一般的に血液透析は、週に3回通院し、1回につき4時間から5時間の時間をかけて行います。これは、腎臓が24時間かけて行っている仕事を、週に数時間の治療に凝縮して行う必要があるためです。治療時間をしっかり確保することは、体への負担を抑え、合併症を予防することにつながります。

血液透析が必要になる主な原因

腎機能が低下し、血液透析が必要になる背景には、さまざまな病気が関係しています。

慢性腎臓病(CKD)

腎臓の働きが徐々に低下していく病気の総称です。初期には自覚症状がほとんどありませんが、進行すると血液透析などの腎代替療法が必要になります。

詳しい内容は「慢性腎臓病」のページを参照してください。

糖尿病性腎臓病

糖尿病の影響で腎臓の血管がダメージを受け、機能が損なわれる病気です。現在、透析導入の原因として最も多い疾患の一つです。

詳細は「糖尿病性腎臓病」のページで詳しく解説しています。

高血圧性腎障害

高血圧によって腎臓の細い血管が硬くなり、血液をろ過する能力が低下します。血圧管理は腎臓を守るために非常に重要です。

詳しくは「高血圧性腎障害」のページをご覧ください。

当院でおこなっている血液透析の診療について

勝和会病院では、血液透析だけでなく、患者さんの状態に応じた複数の透析手法を選択できる体制を整えています。

オンラインHDFとI-HDFへの対応

通常の血液透析にろ過の機能を加えた「オンラインHDF」や、治療中に自動的に透析液を注入して血圧を安定させる「I-HDF」に対応しています。

  • オンラインHDF・・血液中の大きな老廃物を効率的に取り除くことが期待でき、関節の痛みや不穏なかゆみの緩和に寄与します。
  • I-HDF・・血圧が下がりやすい患者さんに対し、血圧の安定を図りながら透析を行うことが可能です。

それぞれの詳細については、「オンラインHDF」、または「I-HDF」のページをご確認ください。

シャントの管理と手術体制

血液透析を行うには、一度に大量の血液を出し入れするための「シャント」という血管が必要です。当院ではシャントの作製から、トラブル時の対応まで院内で一貫して行っています。

シャントが狭くなったり詰まったりした場合には、バルーンカテーテルを用いて血管を広げる治療なども検討いたします。血管の寿命を守ることは、安定した透析治療を続けるための鍵となります。

関連ページ-「シャント管理」「内シャント造設術」

透析中のリハビリテーションとケア

長期間の透析生活では、筋力の低下や身体機能の衰えが懸念されます。当院では「腎臓リハビリテーション」を取り入れ、透析時間を利用した運動療法などを通じて、日常生活の動作を維持できるようサポートしています。

また、足の血流障害を早期に発見するための「フットケア」も定期的に行っています。透析患者さんは足のトラブルが重症化しやすいため、きめ細やかな観察とケアが欠かせません。

リハビリの詳細は「腎臓リハビリテーション」のページを、足の管理については「フットケア」のページをご覧ください。

安心して通える設備とサービス

長時間の治療を快適に過ごしていただくために、透析室の環境整備に努めています。

  • 快適な空間・・全床にリクライニングベッドと専用テレビを完備し、Wi-Fi環境も整えています。
  • 高機能マットレスを使用しています。
  • オゾン除菌脱臭器と多機能加湿装置により、清潔で快適な空間を維持しています。
  • 送迎サービス・・通院が困難な患者さんのために、ご自宅から当院までの送迎サービスを提供しています。
  • 入院透析への対応・・体調が悪化した場合や、自宅での生活が一時的に困難になった際でも、入院しながら透析を継続することが可能です。

送迎については「送迎サービス」のページで詳しくご案内しています。

血液透析についてのよくある質問

Q1. 血液透析を始めたら、一生続けなければなりませんか?

A1. 一般的に、慢性腎不全によって低下した腎機能が元に戻ることは難しいため、血液透析は継続的に行う必要があります。しかし、近年では治療技術の向上により、透析を続けながら仕事や旅行、趣味を楽しまれている患者さんも多くいらっしゃいます。

Q2. 透析中の痛みはありますか?

A2. 透析ごとに血液を取り出すための針を刺す際、痛みを感じることがあります。当院では、痛みを和らげるために麻酔のテープや塗り薬を使用するなどの工夫をしています。透析が始まってしまえば、基本的には痛みを感じることはありません。

Q3. 食事の制限は厳しいのでしょうか?

A3. 腎臓の代わりに透析で老廃物を出しますが、次の透析までの間に体に負担をかけないよう、水分や塩分、カリウム、リンなどの摂取量を調節する必要があります。当院では管理栄養士が、患者さんの生活スタイルに合わせた具体的なアドバイスを行っています。

Q4. 仕事を続けながら透析を受けることはできますか?

A4. 可能です。夜間透析を行っている施設もありますし、治療スケジュールを調整することで、仕事を継続されている方はたくさんいらっしゃいます。当院でも、患者さんの社会的背景を考慮し、可能な限り柔軟に対応できるよう相談を承っています。

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