当院で行っている手術
勝和会病院では、泌尿器科、腎臓内科、人工透析を診療の柱とし、患者さんの健やかな生活を守るための専門的な外科治療に取り組んでいます。東京都足立区竹の塚に位置する当院では、尿路結石や前立腺肥大症、尿路悪性腫瘍といった泌尿器疾患から、透析治療に欠かせないシャントの手術まで、幅広く対応できる体制を整えております。私たちは、患者さんの身体への負担をできる限り抑え、一日でも早く日常生活に戻れるような質の高い治療を提供することを大切にしています。
特に、内視鏡を用いた手術やレーザー治療、体外衝撃波を用いた結石破砕など、先進的な機器を活用したアプローチに力を入れています。手術が必要と診断された際、患者さんは多くの不安を抱かれることでしょう。当院では、事前の検査から診断、手術、そして術後の経過観察までを一貫して行い、患者さん一人ひとりに寄り添った丁寧な説明を徹底しています。泌尿器や腎臓に関するお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
当院で行っている手術について
勝和会病院で行っている手術は、主に泌尿器科疾患に対するものと、腎不全治療における透析の準備や維持に関するものに分けられます。それぞれの分野において、患者さんの病状やライフスタイルに合わせた適切な手法を選択し、安全性を重視した治療を心がけています。
私たちが提供する手術の多くは、内視鏡を用いた身体に傷をつけない、あるいは小さな傷で済む低侵襲な方法です。これにより、術後の痛みや出血を抑え、早期の退院や社会復帰をサポートすることが可能となります。具体的な施術内容を以下の項目に沿ってご紹介します。
泌尿器科に関連する手術
泌尿器科では、尿の通り道(腎臓、尿管、膀胱、尿道)や男性特有の臓器(前立腺など)に生じた病気に対して手術を行います。当院で多く実施している手術には以下のものがあります。
- 前立腺肥大症に対する経尿道的手術
- 膀胱腫瘍(膀胱がん)に対する内視鏡切除術
- 尿路結石に対するレーザー破砕術および体外衝撃波治療
- 尿管狭窄や排尿障害を改善するためのステント留置術
それぞれの詳細については後述しますが、いずれも内視鏡やレーザーなどの精密な機器を駆使して行う、専門性の高い手術です。
透析・シャントに関連する手術
人工透析を必要とする患者さんにとって、血液を効率よく取り出すための「シャント」は命綱とも言える非常に重要なものです。当院では、透析導入時のシャント作成から、トラブル時の修復まで一貫して対応しています。
- 内シャント造設術(自分の血管をつなぎ合わせる手術)
- 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(PTA)
- 人工血管を用いたシャント造設術
シャントは長期間使用するうちに狭くなったり詰まったりすることがありますが、当院では定期的な管理を行い、不具合が生じた際には迅速にカテーテル治療(PTA)などで対応できる体制を整えています。詳細については「シャント管理」のページを参照してください。
泌尿器科手術の詳細
泌尿器科の手術は、尿の出にくさや血尿、痛みといった症状を根本から解決するために行われます。当院では、患者さんのQOL(生活の質)を向上させることを第一に考え、負担の少ない術式を積極的に採用しています。
前立腺肥大症に対する手術
加齢とともに前立腺が大きくなり、尿道を圧迫して排尿トラブルを引き起こす前立腺肥大症に対し、薬物療法で改善が不十分な場合に手術を検討します。当院では、尿道から内視鏡を挿入して肥大した組織を削り取る手術を行っています。詳細については「経尿道的前立腺手術」のページを参照してください。
尿路結石に対する治療
腎臓や尿管にできた石を砕く治療です。当院では、体外から衝撃波を当てて石を砕く負担の少ない治療と、内視鏡で石を直接確認しながらレーザーで砕く精度の高い手術の両方に対応しています。
- 体外衝撃波結石破砕術(ESWL)・・入院せずに治療を受けることも可能な、身体を傷つけない手法です。詳細は「体外衝撃波結石治療」のページをご覧ください。
- 経尿道的尿路結石除去術(TUL)・・尿道から細い内視鏡を入れ、レーザーで確実に結石を砕き回収します。詳細は「経尿道的尿路結石除去術(レーザー)」のページをご覧ください。
膀胱腫瘍(がん)に対する内視鏡手術
膀胱がんの初期段階では、お腹を切らずに内視鏡で腫瘍を切り取る手術が行われます。これを経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)と呼びます。腫瘍の広がりを確認し、同時に診断を確定させる重要な役割も果たします。詳細については「経尿道的膀胱腫瘍切除術」のページを参照してください。
透析治療を支える手術
腎機能が低下し、血液透析が必要になった際、あるいは維持透析を続ける中で、血管の外科的処置が必要になることがあります。当院では腎臓内科と泌尿器科が連携し、スムーズな透析環境を整えるための手術を行っています。
シャントの作成とトラブル対応
血液透析を行うには、一度に大量の血液を機械に送るための太い血管(シャント)が必要です。通常は手首付近の動脈と静脈をつなぎ合わせる手術を行います。詳細は「内シャント造設術」のページを参照してください。
シャントが狭くなると(狭窄)、透析の効率が落ちたり、完全に詰まってしまったりすることがあります。そのような場合には、血管の中から風船(バルーン)で広げる治療(PTA)を迅速に実施します。詳細は「経皮的シャント拡張術・血栓除去術(PTA)」のページを参照してください。
その他の排尿管理に関する手術
尿道から尿を出すことが困難な場合や、長期的な排尿管理が必要な場合には、お腹の壁から直接膀胱に管を通す手術(膀胱瘻造設術)を行うこともあります。また、尿管の狭窄に対してステントを置く手術など、患者さんの全身状態に合わせた柔軟な処置を選択します。
- 膀胱瘻造設術・・お腹から膀胱へカテーテルを通す道を作ります。
- 経尿道的尿管ステント留置術・・尿の流れを確保するために管を留置します。
- 経尿道的膀胱結石摘出術・・膀胱に溜まった結石を除去します。
当院でおこなっている手術の診療について
勝和会病院での手術診療において最も大切にしているのは、「患者さんの安心感」と「確実な技術」の両立です。手術前にはマルチスライスCTや超音波診断装置などを用いた精密な検査を行い、病状を詳細に把握します。その上で、なぜ手術が必要なのか、どのようなメリットがあり、どのようなリスクが考えられるのかを分かりやすくご説明します。
また、手術を終えた後のアフターケアも私たちの重要な役割です。入院が必要な手術の場合でも、快適に過ごしていただけるような病棟環境を整えています。泌尿器科と腎臓内科の医師、看護師、そして透析スタッフが密に連携し、患者さんの回復を全方位からサポートいたします。地域に根ざした医療機関として、近隣の皆さまが遠方の大きな病院まで行かなくても、質の高い手術治療を受けられる体制を維持し続けています。
当院で行っている手術についてのよくある質問
Q1. 手術を受ける場合、入院は必須ですか?
A1. 術式によって異なります。例えば、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)やシャントの拡張術(PTA)などは、病状や全身状態によっては日帰りで行うことも可能です。一方で、内視鏡を用いた切除術などは、経過観察のために数日の入院をお勧めすることが一般的です。患者さんの体調を最優先に考え、無理のないスケジュールをご提案します。
Q2. 高齢でも手術を受けられますか?
A2. 泌尿器科の病気はご高齢の方に多く見られます。当院では身体への負担が少ない低侵襲手術を主体としており、ご高齢の方でも安心して受けられる治療を目指しています。事前の検査で心臓や肺などの機能を慎重に評価し、安全性が高いと判断された場合に手術を行いますので、まずは一度ご相談ください。
Q3. 手術後の痛みや傷跡が心配です。
A3. 当院で行う手術の多くは、尿道から内視鏡を入れるタイプ(経尿道的手術)であるため、お腹に傷が残ることはありません。お腹を切る必要がある場合でも、可能な限り小さな切開で行うよう努めています。術後の痛みに対しても、点滴や内服薬を適切に使用してコントロールしますので、過度な心配は不要です。
Q4. シャントの手術はすぐに受けられますか?
A4. 透析導入が必要になった際やシャントトラブルが発生した際は、迅速な対応が求められます。当院では、シャントに関連する手術や処置を柔軟に行える体制を整えております。血管の状態を確認した上で、最適なタイミングで手術を計画いたします。

